Ulaanbaatar
国立第一病院に国労英雄を授与
政治
（ウランバートル市、2025年10月28日、国営モンツァメ通信社）モンゴル国の現代医療の基盤を築いた国立第一病院が創立100周年を記念して、オフナー・フレルスフ大統領は大統領令を発し、同病院に「モンゴル国労働英雄」の称号を授与し、併せて「黄金のソヨンボ」勲章および「スフバートル勲章」を授与した。
この表彰は、同病院が現代的な医療サービス体制を確立・発展さるとともに、先端的な診断・治療技術や新しい医療手法を導入し、医師・看護師・医療専門職の人材育成に努め、国民の平均寿命の延伸と生活の質の向上、国民の生命と健康の保護に顕著な功績を挙げたことを高く評価したものである。
フレルスフ大統領は、国民の健康を守るために日々献身し、思いやりと慈愛の心で患者に寄り添う医師、看護師、職員の努力に深い感謝の意を表し、今後の更なる発展と健康、幸福を祈念する祝辞を述べた。また、国立第一病院が新しい世紀の医療発展を先導し、輝かしい伝統と成果をさらに高め、モンゴル医療界を牽引し続けることへの期待を示した。
国立第一病院は、1925年10月に東洋医学と西洋医学を融合させた15床・4名の医師による医療機関として設立された。現在、医療サービスを提供する20の関連機関を有し、14の専門分野で診療を行う、病床数548床、職員数846名を擁する大規模な総合病院へと発展している。
過去100年間で、延べ2000万人の外来患者に対応し、180万人を入院治療、さらに60万人に外科手術を実施してきた。
同病院は、腹腔鏡手術、肝臓・腎臓・幹細胞・関節移植、核医学による診断と治療、医薬品の品質・安全管理に関する総合的な技術など、多くの先進的医療技術を国内で初めて導入してきた。また、医療サービス、研究、科学的研究を一体的に推進する中核的医療機関としての役割を果たしている。
