伝説的モンゴル相撲チャンピオン、ヘンティー県創立100周年記念祭で引退式を披露

社会
b.undrakh@montsame.gov.mn
2023-07-29 11:57:44

7月28日、ヘンティー県創立100周年記念祭で、同県出身で伝説のモンゴル相撲大チャンピオンであるバドマーニャンブー・バトエルデネ力士(現国会議員)の引退式が披露された。

 バトエルデネ現国会議員は挨拶の冒頭、「13歳で初めてモンゴル相撲を始め、最高峰のチャンピオン称号を獲得し、46年携わったモンゴル相撲力士活動に幕を閉じる。この記念すべきハン・ヘンティー県創立100周年大祭の良き日に、出身地の土俵で、モンゴル相撲の伝統に従い引退する。ハン・ヘンティー県は多くの強いモンゴル相撲の力士を輩出し、これからも、多くの伝説が生まれる事を祈る」と語った。


 モンゴル相撲大会は、一年に一回のみ「ナーダム大祭」に行われ、力士たちの一年の練習が実り、勝負が決まる。

 バトエルデネ力士は、11年間で12回(1990年のモンゴル秘史750周年記念ダンシグ・ナーダム大祭を含む)の優勝を果たしたモンゴル国民の愛する力士である。モンゴル相撲の歴史で、この伝説的記録を破った者はまだ出ていないのである。