潜在労働力人口、前年比6100人増加
経済
(ウランバートル市、2025年11月24日、国営モンツァメ通信社)国家統計委員会(NSC)によると、2025年第3四半期の労働力調査結果で、15歳以上の人口の150万人、すなわち62.7%が労働力人口に該当し、87万8500人(37.3%)が非労働力人口である。
非労働力人口87万8500人のうち、2万6700人が潜在労働力に分類される。就業率が59.2%となり、2024年同時期と同水準である。
失業率が2024年同期比で0.6ポイント低下し、5.5%となった。労働力の未活用指標の一つである失業者は、2024年同期比で7400人減少した。一方、時間的制約による不完全就業者が200人増加し、潜在労働力が6100人増加した。
総就業者数を経済の主要部門別にみると、49.6%(69万600人)がサービス業、25.4%(35万3900人)が農林畜産業、25.1%(34万9200人)が製造業・建設業に従事している。
細分化された部門別にみると、総就業者のうち、17万4900人が卸売・小売業、車両整備・サービス業に、11万9200人が製造業に、11万6100人が教育分野に従事しており、これらは農林畜産業を除く最多の就業者を抱える部門である。
鉱業部門の就業者が2024年同期比で27.1%(2万400人)、建設部門が13.8%(1万3400人)、行政・防衛・社会保障部門が12.6%(1万900人)、製造業が12.4%(1万3200人)増加し、最大の変化が見られた。
Ulaanbaatar