モンゴル、2025〜2029年のユネスコ世界遺産委員会委員国に選出

政治
b.dagiimaa@montsame.gov.mn
2025-11-25 14:35:53

(ウランバートル市、2025年11月25日、国営モンツァメ通信社)世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約締約国総会第25回会期中、モンゴル国は11月24日、パリで実施されたユネスコ世界遺産委員会の委員国選挙に立候補し、2025~2029年の任期で同委員会の委員国に選出された。


外務省の発表によると、今回の選挙では、5つの空席に対し12ヵ国が競合した。モンゴルは161ヵ国中97ヵ国から支持を獲得し、新たに選出された委員国として、アルメニア、バングラデシュ、チェコ、ポーランドとともに活動することとなった。モンゴルが同委員会の委員国に選出されるのは今回が初めてであり、世界遺産の登録、保存改善、必要な事業やプログラムへの資金配分を行う重要な機関への参画は、モンゴルの多角的かつ積極的な外交活動の成果であり、国際社会におけるモンゴルの地位を強化する歴史的な意義を持つ。


モンゴルは1990年に同条約に加盟している。文化遺産としては、オルホン渓谷文化的景観、モンゴル・アルタイ山脈の岩絵群、ボルハン・ハルドゥン山とその周辺の聖なる景観、鹿石および青銅器時代の関連遺跡群が登録されている。自然遺産としてはウブス湖盆地とダウリアの景観群が登録されている。これらの登録は、持続可能な観光の開発、歴史・文化・自然遺産の保護・保全強化、考古学研究の促進に寄与している。