2023年の経済見通しを評価、2024年度の実施政策を提示

経済
l.naranzul@montsame.gov.mn
2024-01-02 13:55:58

(ウランバートル市、1月1日、国営モンツァメ通信社)12月27日、ツェレンダムバ・ツェレンポンツァグ国会経済常任委員会会長、ビャダラン・ラグワスレン・モンゴル銀行(BoM)の頭取が2023年度の経済見通しの評価と、2024年度の実施政策を提示した。


ツェレンポンツァグ国会経済常任委員会会長は「2023年最初の3四半期以降、国内の経済は6.9%成長した。外貨残高は45億米㌦に達し、トゥグルグの為替レートが安定した。現在の時点、インフレ率は8.6%であり、モンゴル銀行の厳格な金融政策の結果、インフレ率は一桁となった。食肉及び肉製品は季節の影響で供給が良いため、価格が低下した」と述べた。


厳格な金融政策の悪影響の一つは、ビジネス分野への融資提供が減少したという苦情が寄せられたが、同政策を維持する必要がある。モンゴル銀行は過度な消費の伸びを抑制し、ビジネスローンの財源創出に努める。また、モンゴル銀行金融政策委員会の12月の会合では、金利は13%に据え置いた。これは短期的なインフレ目標政策でもある。今年は全地域でゾドのリスクがあるため、来春の肉製品供給により価格高騰の恐れがある。従い、食肉加工業者及び消費財生産者に対し、譲許的な融資提供の支援を行う。


今後数年のうちに、モンゴルの商業銀行は外国の証券取引所で株式を発行する機会が得られる。モンゴル銀行の財務報告書によると、商業銀行による自由資金の合計は8兆に達したことは、この金額の融資提供が可能だという意味である。