用語の整理は全分野で重要

社会
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2024-09-16 10:47:28

(ウランバートル市、2024年9月16日、国営モンツァメ通信社)9月13日、政府庁舎でオフナー・フレルスフ大統領の後援の下、用語国家委員会設立100周年を記念に「用語と科学技術の発展2024」をテーマにした国際学術会議が開催された。


N.ナランゲレル言語政策国家委員会事務局長は発表の中で「1924年に経典研究所管轄下に用語国家委員会が設立され、用語を体系的に整備する基盤が構築された。過去100年間、政府は注意を払い、その時代に合わせて決議や決定を出してきた。2014年に言語政策国家評議会の管轄下に用語国家委員会が再設立され、10以上の分野の50以上の用語が認定された」と述べた。


N.ムンフツェツェグ・モンゴル科学アカデミー言語学研究所応用言語学研究科長は「用語国家委員会は1990年代まで一貫した体制により活動していた。1991年から同機関の活動が停滞した。その後、用語国家委員会が再設立された。同委員会が採択した用語の全分野での使用が非常に重要である。現在、各自が異なる用語を使用しているため、社会関係に誤解が生じ、経済的な非効率性を引き起こしている。例えば、製造プロセスにおける誤解から事故や災害が発生するリスクが存在する。私たちは用語を言語の単位として見がちであるが、用語は知識を含む概念である」という解説を行った。


同国際学術会議に9カ国の62人の研究者が出席し、32件の発表が行われた。具体的に、モンゴルから45人、オーストリア、ロシア、日本からそれぞれ4人、中国、韓国、スイス、フィンランド、コロンビアからそれぞれ1人の発表者が出席し、用語の歴史、起源、発達、直面している問題など幅広いテーマを対象に発表を行った。