政府機関にクラウド・コンピューティングを導入
社会(ウランバートル市、2024年9月27日、国営モンツァメ通信社)ツェンド・バータルフー・デジタル開発・イノベーション・通信大臣はマラ・ワーウィック世界銀行(WB)モンゴル・中国・韓国担当ディレクター、テヒョン・リー世界銀行モンゴル常駐代表、「スマート・ガバナンスⅡ」プロジェクト・チームの代表らと会談した。
会談の冒頭、バータルフー大臣は、「『スマート・ガバナンスⅡ』プロジェクトを成功裏に実施する義務を担っている同省の業務にイノベーションの課題が追加され、優先事項を明確にしている。具体的に、人工知能、ドローン、宇宙に関する法律など、いくつかの新しい法案を提出する準備を進めている」と語った。同氏は、また「国連が2年ごとに更新する『デジタル・ガバナンス開発指数』によると、モンゴルは今年28位ランクアップし、193ヵ国のうち46位にランクされた。また、国際電気通信連合が発表するサイバー・セキュリティ指数で17位上昇した。『スマート・ガバナンスⅡ』プロジェクトがモンゴルのデジタル経済の発展に貢献すると確信している」と述べた。
これに対し、マラ・ワーウィック・ディレクターは「世界銀行は近年、デジタル開発を新たな優先課題として設定した。従って、投資のみならず、世界の優れた経験の導入を支持する。要するに、モンゴルの国際的な協力に必要な全ての支持を提供する」と述べた。
世界銀行の「スマート・ガバナンスⅡ」プロジェクトは、2023~2027年に実施され、3つの目標の下で、40件以上のプロジェクトや活動の実施が計画されている。具体的に、デジタル移管の環境整備、インフラ改善、デジタル経済発展の人材育成である。
これにより、デジタル技術に基づいた3000人以上の雇用を創出し、政府のデジタル・サービスの質とアクセスを向上させ、人間中心で、国民に優しいサービス基準に準拠する。その他、政府機関にクラウド・コンピューティング・インフラを導入し、予算を節約する。
1万3000人の支援対象者のデジタル・スキルを30%向上させる。支援対象者の60%が女性であると報告された。