2024年、外交部門においてピークの一年となった
政治(ウランバートル市、2024年、12月31日、国営モンツァメ通信社)12月27日、「モンゴル国外交政策のバランス、新方向性、多国間協力、2024年の訪問の成果、領事業務」について、R.ニャムダワー外務省報道官が情報提供を行った。
同氏は「2024年に訪問の頻度が過去にないほど高い水準に達し、外交部門のピークとなった。今年は、大統領レベルで15回、国会議長レベルで3回、首相レベルで8回、外務大臣レベルで8回の訪問が実施された。
具体的に、ロシア連邦大統領と中国副主席がモンゴルを訪問し、米国との第3隣国戦略的パートナーシップの枠で外務大臣同士が相互に訪問した。ドイツ連邦共和国大統領とカザフスタン共和国大統領のモンゴル訪問の成果として、それぞれと戦略的パートナーシップ関係を構築し、ベトナムとは包括的パートナーシップ関係を構築した。また、モンゴルはウズベキスタンに大使館を新たに開設し、在インドネシア・モンゴル国大使館を再開した。これらの成果をみると、隣国関係および第三隣国との関係が強化され、訪問のバランスが維持されている。さらに、中央アジア諸国および東南アジア諸国との関係に特別な注力をし、モンゴルの外交政策の新たな方向性が開始され、また再開された年となった」と強調した。
同氏は、また「フレルスフ大統領は2024年9月、第79回国連総会の一般討論に出席した。この際、他国の国家元首、外務大臣、国際機関の指導者らと約10回の会談を行った。その後、フレルスフ大統領は11月にバクー市で開催された国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)のハイレベル会議に出席した。モンゴル国大統領のこのような参加は、モンゴルの国際的評価、立場、影響力を拡大することに繋がっている」と指摘した。
また、「今年、フレルスフ大統領の後援の下、ウランバートル市で世界女性フォーラムを国連と共催し、『持続可能な開発のためのウランバートル宣言』を発行した。同フォーラムに19ヵ国の国家元首、議会副議長、閣僚、10箇所以上の国際機関代表者、そして国内外からの800人以上の女性リーダーが出席した。さらに、モンゴルは2026年に国連砂漠化防止条約第17回締約国会議(COP17)をウランバートル市で開催することが決定された」と述べた。
2024年現在、モンゴルはロシア連邦および中国と包括的戦略的パートナーシップ関係、米国と第三隣国戦略的パートナーシップ関係、そして日本と平和と繁栄のための特別な戦略的パートナーシップ関係を構築している。また、韓国、インド、ドイツ、カザフスタンと戦略的パートナーシップ関係、トルコ、カナダ、ベトナムと包括的パートナーシップ関係、オーストラリアと広範なパートナーシップ関係にある。