第3火力発電所の設計図は「インター・ラオ・エクスポート」社が作成

政治
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2025-01-08 17:52:10

(ウランバートル市、2025年01月08日、国営モンツァメ通信社)12月26日の国会本会議で、モンゴルのウランバートル市にある第3火力発電所の増設・更新プロジェクトの設計図作成に関するモンゴル政府とロシア政府の間の協定を承認する法案が審議された。

バトトグトフ・チョイジルスレン・エネルギー大臣は法案の創案者報告を発表した。同氏は「第3火力発電所は1968年から1975年にかけて出力48MWの中圧部分、1976年から1981年にかけて出力100MWの高圧部分が稼働を開始し、2014年に出力50MWのトルバジェネレーターで増設された。設置された総発電能力は198MW、熱は585ギガキロカロリーに達した。現在、56年目の運営を行っている同発電所は、ウランバートル市の暖房ネットワークにおいて最適な位置にあり、首都の暖房需要の32%、中央部の電力需要の16%をそれぞれ供給している。冬季に、準備機器なしで運転しており、技術的な故障やトラブルが発生すると、消費者への暖房エネルギー供給に制限がかかるリスクがある。このリスクを軽減するために、発電所の増設と更新が必要である」と述べた。

政府は、同発電所の増設を2段階で実施することを計画に盛り込んでおり、第1段階では新たに出力50MWと100ギガキロカロリーの熱を供給する火力発電所を建設し、第2段階では使用年数を超過した出力48MWの発電所を撤去し、その跡地に出力250MWと400ギガキロカロリーの熱を供給する新しい火力発電所を建設するための設計作業を行う予定である。