モンゴル・ラオス回廊設立で意見交換
社会(ウランバートル市、2025年、1月30日、国営モンツァメ通信社)ボルフー・デルゲルサイハン道路交通大臣はラオス人民民主共和国ヴィエンチャン市で開催されたモンゴル政府とラオス政府間の第12回委員会会議の一環、ガームパソン・ムアンマニー・ラオス公共事業大臣と会談し、両国交通部門協力に関し意見交換を行った。
デルゲルサイハン大臣は両国の協力関係の拡大、特に貿易、経済関係、ビジネス投資、観光、国民渡航に重要な輸送協力の発展に尽力する旨を述べた。
同氏は、「モンゴルとラオスは、人口が少なく、国土が広く、内陸国であるなど多くの類似点があるため、交通網の開発と通過力の向上に特に注力している。過去の訪問中、道路輸送部門で、モンゴルとラオスを結ぶ道路回廊の設立が言及された」と述べた。
また、「アジア道路網の国際道路輸送に関するモンゴル・中国・ロシア政府間協定」への参加をラオス側に提案した。
同協定への他の国々の参加も可能である。ラオスの参加により、モンゴルだけでなくロシアへの輸送も可能となると強調した。同氏はまた、両国の観光発展に航空輸送が重要であると強調し、2023年に締結された航空輸送に関する協定の実施に向けて協力することを提案した。
これに対し、ガームパソン・ムアンマニー大臣はモンゴル道路交通大臣の初のラオス訪問に喜びを表した。「両国政府間の定例会議が長期間延期された後、同会議が開催されたことを嬉しく思う。今回の会議は、二国間協力を全分野でさらに発展させるための重要な会議になると確信している」と述べた。
同氏は、また、モンゴル側の提案に同意し、意見が一致していると指摘した。さらに「両国の経済協力の基盤は輸送であるため、両国省庁間の協力が重要な役割を果たす。両国間の貿易量が少ないため、今後は商品ラインを増やし、それぞれの特徴的な製品を交換したい。具体的に、ラオスはモンゴルから食肉や食肉製品を輸入し、モンゴルに果物、野菜、木材や木製品を輸出することが可能である。従って、輸送と物流の問題を解決するため両国が協力し合うことを提案する。両国が内陸国であるため、近隣諸国を通じた円滑な交流、国境検問所の接続、海上輸送における相互支持、とりわけ国連と多国間協力に対する両国の支持が重要である」と強調した。