鉄道貨物量合意協議会、12カ国200名以上が出席

社会
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2025-03-12 17:59:38

(ウランバートル市、2025年3月12日、国営モンツァメ通信社)3月10日、ウランバートル市で、鉄道国際協力機構(OSJD)の加盟国による貨物量調整に関する協議会が開催された。

毎年、同機構の加盟国は協議会を行い、鉄道で輸送する国際貿易の貨物量について意見を交換し、合意する。

協議会で、ボロフー・デルゲルサイハン道路交通大臣は「本日の協議会に12カ国から200人以上の代表者が出席している。COVID-19の影響でオンライン会議が開催されていたが、今年はモンゴルで開催されたことに多数の利点がある。COVID-19後、鉄道による貨物輸送量は大幅に増加した。今後、一部の国に経済危機が迫るため、貨物輸送の増加について各国代表らが協議している。特に隣国や他国を経由する貨物の増加に注力している。国際的に見ても、輸出入の貨物量が減少する可能性があるため、コスト削減に特に注意を払っている。

従って、貨物輸送量の増加は可能となる。今年の2月に、中国・ハルビン市でガンツモド・ガショーンソハイトの国境横断鉄道協定が締結された。今月17日、国会本会議が開催されると同協定の承認手続きが開始される。これにより、鉄道が短期間で運行開始となり、4~5つの国境検問所が接続され、貨物量が増加する。モンゴル政府は「新復興戦略」の一環、4600㌔の鉄道を建設し、新たに4つの国境検問所を鉄道で結び、貨物処理能力を2~3倍に増加させる方針をとっている」と述べた。

1956年に「ウランバートル鉄道」合弁会社は、OSJDの初期10カ国の一員となり、アジアと欧州を結ぶ最短の回路としての利点を活かし、通過貨物輸送量の増加を目指している。

D.アマルバヤスガラン「ウランバートル鉄道」合弁会社の輸送・運行担当副社長は、「2025年にOSJD加盟国の第5鉄道区間で輸送する貨物量に関する協議会が行われている。同鉄道区間で、3400万㌧の貨物輸送が予定されている。そのうち2100万㌧が国際貿易の貨物で、モンゴルを通過する貨物や鉱産物の輸出貨物、消費者向けの商品(燃料、建材、医薬品、食品など)である。この貨物輸送に必要な措置について同協議会で議論される。通過貨物量については、昨年と同様な量を計画している。「ウランバートル鉄道」合弁会社は2030年に最大5000万㌧の貨物を輸送する計画がある。従って「ウランバートル鉄道」合弁会社をダブルトラック化し、電化、輸送、通過、処理の能力向上などを実施する。例えば、今年は45㌔の路線で大規模な修繕が行われる。更に、ザミーンウードとスフバートル国境検問所の処理能力を向上させる予定である」と述べた。

ウランバートル市で5日間開催される同協議会の出席者らは、OSJD加盟国、特に「ウランバートル鉄道」合弁会社が、今年、輸送する国際貿易貨物量と種類を議論し、合意に至る。