輸出収入は前週比9%増加
政治
(ウランバートル市、2025年3月28日、国営モンツァメ通信社)3月26日、ボルド・ジャブハラン財務大臣は鉱産物の輸出増加、外貨準備について、閣議報告した。
外貨流入の増加を目的に、モンゴル銀行と中国人民銀行との間で締結されたスワップ契約の利用額を5億5000万米㌦で増加させ、外国の銀行と金融機関から返済条件で3億米㌦を調達し、預金保険公社と国家銀行が所有するモンゴル政府の債券を国際市場で取引することにより、2億8340万米㌦を調達することが決定された。
総輸出収入は、直近の1週間(2025年3月18日~24日)で2億6800万米㌦に達し、前週比9%上昇した。同成長に、石炭輸出が190万㌧に達し31%上昇、銅精鉱輸出が5万7000㌧に達し31%上昇、鉄鉱石輸出が17万6000㌧に達し13%上昇したことが影響した。
一方、輸入は直近の1週間で2億2500万米㌦に達し、前週比300万米㌦で増加した。同件では、ディーゼルと燃料の輸入増加が主な要因となっている。
輸出収入の増加に伴い、外貨準備金は前週比2億9100万米㌦で増加し、47億米㌦に達した。これは、輸入の約4ヶ月分の需要を満たす水準である。