草 原 マ ラ ソ ン,1500人が楽しみながら快走 日本とモンゴル、友好の絆を深めてゴールイン

スポーツ
dashtseren@montsame.gov.mn
2017-09-14 10:04:25
開会式では、ボルド大会委員長、高岡正人日本国特命全権大使、トブ県知事 、メーンスポンサー・此下竜也昭和ホールディングス(株)代表らが、日本・モンゴル外交関係樹立45周年記念行事のこの大会を、さらなる両国の友好につなげるよう挨拶を述べた。ゲストランナーには、裸足のランナーで有名な吉野剛さんが出場、見事にハーフ外国人男子1位に輝き、「羊一頭」を獲得した。ハーフ優勝者は、男子ビャンブジャワさん(1:03:35)、女子ムンフザヤさん(1:15:30)で、「気持ちよく走れた」と「馬一頭」の賞品に笑顔をみせ
た。ハーフ外国人女子1位には三上美樹さんが同じく「羊一頭」を。日本人会の原田副会長や日本商工会の安楽会長からは最年長賞や、最年少賞、リピーター賞、審査員賞などが提供され、また、モンゴル子供支援の江口会長からも子どもたちへの寄付金が贈られた。最年長女子で受賞した西方順子さん(81)は、「3㌔を走っていたら、モンゴル人の女性が最初からずっと手を握ってくれて私をサポート、二人で一緒にゴールインしました。本当に感激し、うれしかった」と、手にしたばかりの賞品(フェルトのスリッパ)を、友情の気持ちをこめて彼女にプレゼントした。会場からは「これこそ、本大会の目的、“国際友好”に叶っている」と大きな拍手が送られた。また、羊を手に入れた三上さんは、「賞金はモンゴルの子ども達へ」と差し出した。今年はこんな交流風景があちこちで見られ、大会運営の改善と共に参加者たちに好印象を与えた。午後3時半、心地よい秋風が大草原に吹き渡り、大会の終了を告げた。