子アルガリ、人の手で育つ

社会
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2018-05-03 14:55:14
 バヤンホンゴル県のバヤンツァガーン郡である出来事が起きた。それは子アルガリ(野生の羊)が群れから離れて、遊牧民の子家畜の中へ迷い込んでしまったことである。家主のTs.エルデネバヤル氏によると、息子が子羊を放牧して帰宅後、子アルガリの存在に気づいたという。今は元気に育っている。
 「大人になったら自然に放す」と語るレンジャーのS.ナムジルマーさんは「ここ一帯は、アルガリやヤンギル(野生ヤギ)の頭数が多く、かつて90年代に子ヤンギルが飼われた例もある」と言った。バヤンツァガーン郡は首都から960㌔、同県県庁所在地から247㌔離れ、アルガリやヤンギル、ユキヒョウなどの野生動物を肉眼で確認できるほど大自然が広がる場所だという。