岩絵を見ると、喜び 悲しみ、衣服、文化も含んでいる
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4月24日、チョローン・シシティルNGO創設者のP.ツァガーン氏(前大統領府長官)の発案により、モンゴル国立近代美術館で「洞窟壁画~モンゴルの100万日」写真展が開催された。この写真展では、写真家B.バヤル氏の岩絵写真を展示している。
全国7 0 0 か所を廻り、約3 0 0 0枚の写真を撮ったうちの130枚が今回出展されている。特に、バヤンウルギー県のツァガーサラー地で見つけた馬車、青銅器時代に属する「出産する女性」、ドンドゴビ県のウルージト郡にあった「シャーマンを描画」、2人の力士の取り組みなどの面白い写真が観客の注目を引いていた。
バヤル氏は、「モンゴルで多くの岩絵が見つかりました。これらを保存し、研究すれば観光資源になる可能性があります。このため写真家でプロデューサーであるバヤル氏が紀元前1800年〜1200年、青銅器時代、新石器時代に属する洞窟壁画を3000枚撮ったうちの130枚を提供してくれました」と強調し、さらに「岩絵は数千万年前にモンゴルに存在していた人々の情熱、直感、夢幻の表れです。それはモンゴルの芸術家だけでなく、人類にとっても貴重な遺産であります。私も2010年以降、岩絵の写真を撮り始めました。最後の写真は3日前にホブド県で撮影したものです。
特に素晴らしいのは、ホブド県のウイェンチ郡にあるヤマーン・ハブツァル岩に描かれたフン帝国に属する角印、車輪、4頭の馬です。岩絵を見ると、喜びや悲しみの感情のほかに、衣服や人間の文化も含まれています。これが我々が先祖を誇りに思う理由です」と語った。
同氏は、2011年以降、岩絵について「月の土地」、「ラシャーン岩」、「ボーラル・アルタイン・オルラン」、「ホトン湖の美」などのドキュメンタリー映画とさらに4つのドキュメンタリー映画を制作している。











