全国労働組合、IMF代表らと会談 賃上げを巡り、新たなストライキを9月に実施

社会
naranchimeg199@gmail.com
2018-08-02 10:27:48
 モンゴル全国労働組合連 合会は30日、国際通貨基 金(IMF)代表らと賃上げ 等について協議をした。 労働組合側からはKh.ア ムガランバータル会長や S.エルデネバト副会長 ら、IMFからはネール・セ ーカー駐在代表、ジェフ・ ゴットリーブIMFアジア太 平洋地域事務局副局長らが出席した。 冒頭で、アムガランバー タル会長は、「過去4年間、政府は、政労使3者協定で の約束を忠実に守っておら ず、ずっと先送り状態だっ た」と状況を説明するとと もに、「2017年の公務員賃 上げ合意とIMF支援プログラ ムの受入で当該合意の一部 効力が失われた」とした。 さらに、政府との交渉決裂 について「上半期内に公務 員賃上げ50%実施を巡り、 政府が条件を受け入れなか った」と発言し、「教員や 医師、芸術関係者といった。
 公務員によるストライキを9 月に実施する」と政府との 対決に言及した。また、「 賃上げに向けて効率的な財 政支出削減、財源節約とい った建設的な取組実施の方 向で協力を求める」とIMFへ 協力を要求した。 一方、ゴットリーブIMF 副局長は、労組要求を根 本的に理解を示すととも に、「賃上げの財源確保 のため、資金調達及び無 駄遣いの削減を行うべき。
 世界第2位のハンバーガーチェーン米 バーガーキングがモンゴルに進出してか ら3年が経つ。進出当初から、バーガー キングは社会貢献の一環でウランバート ル市唯一の孤児院に対して子どもたちの 成長に必要とされる教材等の物資を寄付 してきた。今年も社会貢献活動が行わ れ、31日にバーガーキングの従業員らが
寄付品を届けた。バーガーキングは、 マックス・グループ社と業務提携して展 開。この3年間で首都圏9店舗にまで成長 している。また、バーガーキングは寄付 活動のほか、自然環境保全へ積極的に取 り組んでおり、ごみ再生の一環として紙 コップの提供、使用済みの食用油を石鹸 工場へ提供等をしている。
 バーガーキングの社会貢献活動、孤児院へ寄付だ。さらに、賃金上昇率 に関して政府と労働組合が 再度交渉へ臨むべきだ」と 発言。「政府負債が一方的 に膨らんだが、他方で公務 員が低賃金のままだった」 と歴代内閣の政権運営と政 策間違いを指摘した。「増 税に踏み切れないで、財政 を健全化しないで賃上げは 難しく、長期的かつ安定的 な基盤を作らないと財政が 持ちこたえられない」と語 り、「IMFは決して賃上げ 反対の立場ではない。むし ろ、賃上げ措置を、赤字財 政にならない形で実施した い」と理解を示した。 労組は「補正予算枠での 歳入増加、効率的な財政運 営はあくまでも選択肢であ り、内閣も財政見直しを行 う必要だ」と政府に対する 批判を改めて表明し、「国民生活がさらに厳しくなる 一方だから、9月にストラ イキに踏み切る」と政府に 対する直接行動とその正当性を強調した。