ガンバト少将、 軍参謀総長に抜擢
政治大統領立案の「軍参謀総長に関する人事案」は22日、国会本会議を通過し、次期軍参謀総長にアユシ・ガンバト少将が抜擢された。
質疑では、組織力向上や退役軍人優遇措置を重点に議論が行われた。ガンバト少将は、トゥムルバータル・アユルサイハン議員に「大規模開発事業に対する軍隊動員の可能性、兵士暴行事件とその再発防止策」について聞かれると、「兵士動員は社会奉仕の一つである。兵士暴行事件の解明を急ぐとともに、再発防止に全力をつくす」と応答した。一方、ジャダムバ・エンフバヤル議員は、軍隊組織の政治不介入を徹底するよう求めた。
ガンバト軍参謀総長は1962年、ウランバータル生まれ。1983年にオデッサ中東軍学校(ソ連)、1991年にミハイル・フルンゼ陸軍士官学校、2000年にロシア連邦軍参謀本部軍事アカデミーを卒業。2005年、国防軍少将に昇格。