バトトグトフ氏に、旭日小綬章、西山明彦氏に瑞宝小綬章 両氏とも両国の相互理解、教育分野で貢献、受章式は12月13日

社会
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2019-11-07 14:59:21

 11月3日、日本政府は令和元年秋の外国人叙勲受章者を発表し、モンゴルからラドナー・バトトグトフ氏が受章した。バトトグトフ氏は、1977年に初めてモンゴルで実施された無償資金協力「ゴビ・カシミア工場建設」プロジェクトにおいて通訳を務め、その後も、モンゴル国立大学やイフ・モンゴル大学における日本語講師として教鞭を執り、モンゴルにおける日本語教育普及に貢献するなど、日本・モンゴル間の相互理解の促進及び日本語教育の発展に寄与した功績が認められ、この度、旭日小綬章を受章することとなった。

 モンゴル技術大学名誉教授の西山明彦氏は、モンゴルでの日本式高専教育の導入に奔走し、着実な実績を挙げて来た。この成果は世界に波及し、タイやベトナムにも高専が設立され政府が高専教育の普及に努めるまでになった。

  また、モンゴル工業技術大学での教育・研究でも、数々のアイデアと実践で「モノ作り教育」に大きな成果を挙げてきた。こうした功績により、瑞宝小綬章の叙勲となった。西山氏は「高専教育にもっとモンゴル国の支援が得られるよう頑張りたい」と意欲的に語った。受章式は12月13日に行われる。