三菱商事、優秀な大学生24人に各200万MNTの奨学金授与 学生はプレゼン発表で応え、明日への挑戦を誓った
教育
12月18日、三菱商事ウランバートル事務所は毎年実施している奨学金の授与式を、今年は新型ウイルスの影響によりオンライン方式で行った。対象大学は国立科学技術大学(オチルバト学長)、国立モンゴル大学(オチルホヤグ学長)、モンゴル国立
医科大学(フレルバータル学長)の三大学で、合計24人に授与した。例年と違う点は、奨学金を200万トゥグルグにアップしたことと、各大学が4人一組で2チームを作り、チームごとに「私たちの専門と三菱商事」をテーマにプレゼンテーションを行い、競ったこと。
奨学金授与式の冒頭では、駐モンゴル日本国大使館の林伸一郎公使参事官が「日本を代表する三菱商事が新ウランバートル空港の運営を担っている。この奨学金で外国に留学する夢を叶えた人はこの空港から出発して行き、三菱商事により“はなむけ”されていることを大変うれしく誇りに思う」と祝辞を述べ、今後の成功を祈念した。続いて、学生たちがIT関係、インフラ、医療とチームごとに5分間プレゼンテーションを発表した。
次いで、三大学の学長が祝辞とお礼の言葉を述べた。最後に三菱商事ウランバートル駐在事務所の浜島博章所長が閉式の挨拶を行った。「予測もしなかった新型ウイルスの影響で皆さんは不安になっているかもしれない。しかし、大切なのは、今、なのです」と呼びかけ、ダーウインの言葉を引用し、「最も変化に対応できるものが生き残る」と力強いエールを送った。プレゼンテーションは各大学の特徴を生かした、よく練られた発表であったと評価し、1位はモンゴル国立大学の1チームを選び、一人10万トゥグルグの図書カードを贈った。こうして日本のトップ企業の支援を受けた学生たちが、やがてモンゴル国の発展に貢献し
て行くことを期待したい。