テンゲリーン・アンドラル複合施設 民間寄付で完成

社会
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2021-11-11 09:14:36

ヘンティー県バトノロフ郡で建設中だったアンドラリーン・ウルゴー (友情の誓いの宮殿)を昨年8月に故デザイナーの知的財産に関する問題で取り壊された。

 解体後わずか3ヶ月間で、1027日にアンドラリーン・ウルゴーの跡地にテンゲリーン・アンドラル(天の友情)彫刻が建てられた。A.オチルボルド彫刻家がテンゲリーン・アンドラル複合施設を新しく設計し、ボルジン・ソバラガ建設社が構築した。

 28日にヘンティー県のツァガーンフー・イデルバット知事はテンゲリーン・アンドラル複合施設について「『モンゴル秘史』で綴られているテムージン(チンギスハーンの幼名)とボールチ(チンギスハーンの戦友)が友情を誓ったフフール渓谷は現在のバトノロフ郡にあります。本プロジェクトはテンゲリーン・アンドラルとともにモンゴルの乗馬文化を普及し、繁栄させるために実施したものだ」と述べた。

 テンゲリーン・アンドラル複合施設にはテンゲリーン・アンドラル彫刻、その周りに天然花崗岩で作られた3本の石碑と8本の馬の手綱を結ぶ柱が立てられた。3本の石碑にモンゴル軍への忠誠の誓い、800年前フビライハーン時代から歌われてきた軍歌「テンゲリーン・サルヒ(天の風)」の歌詞、チンギスハーンの式典歌「エゼン・サン崇拝の文)」の歌詞が一つずつモンゴル縦文字で書かれている。

 昨年にロブサンナムスライ・オユンエルデネ首相は解体されたアンドラリーン・ウルゴーには国家予算により約20億トゥグルグを使用したと報告している。ニャムジャブ・オルトナサン自然環境観光大臣は解体費用も再構築費用も国家予算で賄わないと述べていた。そのため、民間寄付によりテンゲリーン・アンドラル複合施設が建設された。