Ulaanbaatar
オユンエルデネ首相ら母子保健センター視察で「医療従事者にエール」
政治
ロブサンナムスライ・オユンエルデネ首相が3月8日、国立母子・婦人センター（通称：ヤルマグ産婦人科病院）と国立母子保健センターを訪れ、勤務中の医療従事者、来院者、入院患者へエールを送った。セレージャブ・エンフボルド保健相が同行したという。
国立母子・婦人センター病棟は2009年に着工したものの、財源問題で建設が長引き、21年に完成した。原則は母子や婦人を対象に医療サービスを提供するが、このたび、コロナの救急医療体制下で、感染者治療を専門とする救急医療機関として運用された。現在、380人の医師と看護師等の関係者が勤務。
オユンエルデネ首相は、関係者が提起した「同病院が首都郊外に位置するため、関係者専用寮や幼稚園が必要。人材不足も深刻だ」などの問題点を注視しつつ、その解決を図るために尽力すると約束した。また、首相は、コロナ克服には医療従事者らのただならぬ尽力があったと関係者へ謝辞を示した。
オユンエルデネ首相は国立母子保健センターを視察する際に、「母子保健のために約1100億トゥグルグが予算計上された。サービス拡充とサービスの国際基準化を目指すためだ」と言及するとともに、5月1日から始まる国民健康診断実施に向けて万全な態勢で臨むよう、関係者に指示を出した。
