金融規制委員会が開催、暗号資産業界 健全な発展巡り規制導入で討論会

経済
bolormaa@montsame.gov.mn
2022-06-22 10:52:52


 

610日、金融規制委員会(FRC)が暗号資産交換業者に対するリスクベース評価と関連法令に関するガイダンスを目的の一般討論会を開いた。

FRCは、暗号資産サービスプロバイダーの健全な法的環境を構築し、マネーロンダリングに関する金融活動作業部会(FATF)の勧告に従ってリスクベースのアプローチを実施し、マネーロンダリングとテロ資金供与対策の強化に向けて段階的な措置を講じている。 FRCはこのたび、世界銀行が制定したガイドラインに基づいて、暗号資産交換業界のマネーロンダリングとテロ資金流出に対するリスクベース国内評価を発表していた。今回の討論会には、暗号資産交換業者とその関連協会、NFTマーケットプレイス業者、モンゴル銀行、諜報庁や警察庁、税関庁、国税庁、金融情報局など、公私の機関から代表者85人が出席した。

FRCは暗号資産交換業者の全国リスク評価は平均値を上回って評価されたと言及。また、同委員会はセクターの脆弱性を10点、脅威レベルを22点、リスク軽減策を14点と評価したとし、リスク要因などについて説明した。また、同委員会が暗号資産分野の脆弱性、脅威、リスク軽減策のレベルを下げていくための措置について取り組みを発表した。

   なお、FRCは暗号資産サービスプロバイダーに関する仮規則が今月26日から効力を失い、新たな法規制が施行するに当たって、「暗号資産交換業者登録に関する規則と暗号資産交換サービスに関する規則」について紹介した。モンゴル銀行所属の金融情報局が「マネーロンダリングとテロ資金供与防止取り組みに関する規則」について討議し、パブリックコメントを募集した。参加者らは、暗号資産に係る適切な規制導入が当業界の健全な発展を後押しし、官民パートナーシップの強化につながることを強調した。