モ・日両国間外交関係 「平和と繁栄のためのモンゴルと日本の特別な戦略的パートナーシップ」に格上げ

政治
bolormaa@montsame.gov.mn
2022-12-06 13:07:21

 1130日から122日、オフナー・フレルスフ大統領は、モンゴル日本両国間外交関係樹立 50周年を記念して日本を訪問した。訪問中、フレルスフ大統領は、天皇皇后両陛下、岸田文雄首相を始めとする官僚らと会談し、日本モンゴル経済委員会幹部らと懇談した。訪問を終えて、ヤンゴク・ソドバートル大統領府長官は「今後十年を見据え、両国の関係と協力を格上げする訪問となった。今回の訪問結果は両国の関係省庁にも共有している。」と述べた。

 これまでの両国の友好関係と協力関係は、モンゴルで民主化と改革が本格的に動き出した1990年代以降、更に拡大を遂げた。1998年から「総合的パートナーシップ」、「2010年から戦略的パートナーシップ」を結び、より強い外交関係を築き上げ、2011年に改められたモンゴルの外交政策方針では日本を「第三の隣国」と位置付けた。今回は今後の両国の関係の見通しを定義し、「平和と繁栄のための特別な戦略的パートナーシップ」への格上げを宣言した。


 従って、今後、以下の分野における個別の協力を推進していく。

政治・安全保障

経済・経済協力

全ての基盤となる「人」と関連する、人的・国民交流及び人材育成

グローバルな課題における協力

 とりわけ、モンゴルにおける石炭・化学産業の開発・発展に関する基礎調査研究とフィジビリティ・スタディ(F/S)を共同実施する。「人」と関連する、人的・国民交流及び人材育成に関しては「1000人のエンジニア」の継続、自然環境分野で2万人の教員を育成するなどの具体的な決定を下した。