ヤン・ハウン氏:モンゴルはIT分野での雇用増進が必要

社会
tserenlkham@montsame.gov.mn
2022-12-26 08:15:09

世界銀行が労働・社会福祉省、経済・開発省と協力し、「モンゴルの労働市場の活性化とアクセシビリティ」をテーマの小会議をトーシン・ホテルで開催した。

 会議では、世界銀行が実施した労働市場の分析調査の結果を公開した。また、「雇用創出への需給に対する苦難克服」をテーマの討論会も行われた。会議の基調演説をヤン・ハウン世界銀行チーフ・エコノミストが行った。 同氏は、モンゴル政府と協力し、「モンゴルの労働市場の活性化とアクセシビリティ」調査を過去2年間実施した。労働市場を多角的に分析した結果、調査は幅広い範囲の総括的な調査になったという。「過去25年間、モンゴルの労働市場が拡大したが、高賃金の雇用創出びニーズがある」とハウン氏が強調した。

 また、どの分野での労働力をより集中的な支援が必要かという質問に商業分野と情報技術分野だと強調している。世界銀行がモンゴル労働市場の分析報告書を作成する際、農牧業分野の生産性の加速が経済成長へ影響する刺激要因を特定した。モンゴルの労働市場での供給は需要を完全に満たせない状況である。雇用主からの条件となる技能が不十分のため、教育内容を改善する方法で需要を満たすよう、勧告した。

 また、需要面から、つまり 雇用者が求職者の期待に応えた高賃金の雇用創出が必要になっていると、調査結果で明らかになった。会議の際、サルハド・ゾル プハラ労働・社会福祉副大臣は「労働市場での供給、需要を完全に明確にする必要性に同意する。労働市場を電子化 し、情報の流れを改善するこ とで取り組んでいる」と述べた。同会議には、新復興戦略加速センター、モンゴル国立大学経済学部、教育開発アカ デミー、韓国の開発研究所、米ハーバード大学と加オタワ大学の代表らが参加した。