恐竜の全身骨格がバヤンホンゴル県自然博物館に保管

社会
tserenlkham@montsame.gov.mn
2023-01-17 14:10:04

 肉食恐竜類のタルボサウルスの全身骨格がバヤンホンゴル県自然博物館に保管されている。同骨格は全世界で発見された5つの全身骨格の一つとして知られている。

 肉食竜骨類であるタルボサウルスは1億3000万年前に生息しており、同化石は1982年にモンゴル、ロシア共同研究チームによりバヤンホンゴル県バヤンゴビ郡のブギーンツァブで発見された。

 タルボサウルスとはギリシヤ語でtarbo/怖さ/、sausrus/トカゲ/という意味がある。これまでの研究者らの調査結果によると、タルボサウルスの全長は12㍍、高さは4~5㍍、体重は6㌧。世界で約300類以上の恐竜が生息し、その内、60種類以上がモンゴルで発見された。

 古代の巨大動物や海洋生物の化石骨がバヤンホンゴル県バヤンゴビ郡のブギーンツァブだけでなく、シネジンスト郡ノゴーンツァブ、ボグド郡オログ湖辺、アム川、ロー・ヤスト等の地域で多く発見さる。同県の県庁所在地に「ゴ ルバンブス・コンプレック ス」という巨大恐竜像の公園が2010年に開園した。「ゴル バンブス・コンプレックス」観光施設の全面積は3㌶、建設費用は3億トゥグルグ、施設内には、高さ7~10㍍、長さ10~15㍍の4つの恐竜像と巨大な亀像を建てた。