オユントゥルフール歌手の肖像画切手を発売

社会
b.undrakh@montsame.gov.mn
2023-06-04 13:06:30

529日、在モンゴル日本大使館で「モンゴルと日本の文化関係」をテーマにした新切手が発表され、封筒開封式が開催された。

この切手は、モンゴル国旗を背景に世界児童音楽祭でグランプリ受賞者のモンゴルの歌姫D.オユントゥルフール歌手の「母の子守唄」を歌っている水彩画の肖像が描かれているのが特徴的である。

同切手は、在モンゴル日本大使館、外務省アジア太平洋局、オユントゥルフール財団の資料提供やアドバイスのもとB.ホスバヤル画家とB.ダムディンバザル・デザイナーが作成した。

小林弘之在モンゴル日本国特命全権大使は式典の挨拶で「『母の子守唄』がオユントゥルフール歌手に日本とモンゴルを繋ぐ使命を与えたと考える」と述べ、両国の芸術文化の交流と協力関係がさらなる発展を成し遂げる事を祈願した。



 D.オユントゥルフール歌手は「今日は言葉では言い表せない歴史的な日を一緒に迎えることができた」と述べ、1989年に13歳で初めて日本に着いた時は、美しい日本の親切な人々と、素晴らしい文化に驚いたのは、今でも思い出す。両国の関係がさらに発展するように同切手の発行に協力した外務省、モンゴル郵便局、在モンゴル日本大使館に感謝の意を表した。

1989813日、名古屋市で開催された世界児童音楽祭にオユントゥルフール歌手(当時13歳)が「母の子守唄」でグランプリを受賞した。今日に至るまでの35年間に日本の各都市でチャリティーコンサートを開催し、母国の文化と歴史を日本国民に紹介してきた。

201484日、モンゴルと日本の相互理解の促進に対する貢献を認め、岸田文雄外務大臣(現首相) により表彰が贈呈された。