名古屋大学アジアサテライトキャンパス学院で入学式開催
教育
(ウランバートル市、2025年10月24日、国営モンツァメ通信社)10月23日、名古屋大学アジアサテライトキャンパス学院(ASCI)の入学式がウランバートル市内で行われた。
ASCIは、博士の学位取得を希望する政府機関職員や国立研究機関の研究者などが、長期に職場を離れることなく母国で勤務を続けながら博士号を取得できるプログラムを提供している。本年度は環境、法学の分野で3名が新たに入学した。
式典で、名古屋大学の関係者が新入生に祝辞を述べ、プログラムの目的や構成、学習環境、研究支援体制などについて紹介した。これまでの修了生も登壇し、研究の経験や学びの成果、修了後の活動を語った。
名古屋大学モンゴル代表事務所によると、これまでに法学、環境、保健、心理学、教育などの分野で9人の研究者が博士号を取得しており、今回の入学生を含め計19人が同プログラムで学んでいる。
同プログラムは、アジア各国の専門的な国家公務員の能力強化を目的としており、最新の遠隔教育技術と日本での短期研修を組み合わせて実施されている。研究指導や助言も継続的に行われることが特徴である。
入学式に、名古屋大学関係者のほか、在モンゴル日本大使館、国際協力機構(JICA)、モンゴル日本人材開発センターの代表、修了生、新入生らが出席し、新たな学びの門出を祝った。
Ulaanbaatar