ガンボルド著書『鳥眠る間に』が「注目大賞」に

社会
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2023-09-17 17:38:40

9月15~17日に全国的恒例イベントとなる第34回「全国ブック・フェスティバル」で、今年のワイズ・ブック賞の受賞者が発表された。


2019年度からゴンボジャブ・ザンダンシャタル国会議長考案により、ワイズ・ブック賞の表彰が伝統となった。同賞は、モンゴルの書籍産業発展に貢献し、世代を超えて語り継がれる書籍を生み出した作家や読者に3部門で賞が贈られる。


  1. 「書籍界の栄誉賞」部門に、国民作家受賞者であるポンツァグ・バダルチ氏

  2. 「注目大賞」部門に、ツェヴェグジャブ・ガンボルド著書の『鳥眠る間に』小説

  3. 「最優秀読者賞」部門に、バルドルジ・アルタンホヤグ文芸評論家


「注目大賞」を受賞したツェヴェグジャブ・ガンボルド氏は、「フブスグル県ムルン郡で執筆活動をしている。今年初めて同フェスティバルに参加した。モンゴルの中心地であるスフバートル広場をはじめ、全国民が本の海を泳ぐとても美しいお祭りだと思う。13年前の2010年に初作品を出版して以来3作目となる『鳥眠る間に』を公開し、同賞を受賞した。2017年、2作目で「黄金の羽根賞」を受賞した事がある。アーティストは常に新しいものを探し求め、作品を通じて内なる世界を創造し、伝えることに努める。『作家は読者に対してでなく、母国語に対して責任を持つ』」という諺があるように、執筆の際は、表現の構成を非常に重要視する。モンゴルの若者は良く本を読むようになった。同フェスティバルを、もっと地方に展開し、より多くの人に届けたらと思う」と語った。