モンゴルとアラブ間で7つの公文書が締結
政治
(ウランバートル市、2023年11月30日、国営モンツァメ通信社)11月28日、オフナー・フレルスフ大統領がムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領の招請によりアラブを訪問中であり、12月1~2日にドバイ市で開催される気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)のハイレベル会合に出席し、気候変動、砂漠化、地球温暖化対策に関するモンゴルの立場を表明し、国家レベルで実施中の政策と活動を紹介する。
両国大統領は会談の際、以下7つの公式文書を締結した。
1.
外交、公用、または特別及び普通旅券の保有者に対するビザ免除に関する政府間の覚書
覚書締結より、両国のあらゆる種類のパスポート所有者が最長30日間にビザ不要で旅行できる。
2.
経済、技術協力に関する両国政府間の覚書
覚書締結の一環、経済・技術協力、貿易、投資、農業、エネルギー、鉱業、産業、インフラ、建設、教育、科学、電気通信、運輸の発展等、幅広い分野での協力強化に合意し、両国政府と民間分野の代表からなる共同経済委員会を設立予定である。
3. 政府の発展と改革のため、両国内閣官房間の覚書
覚書の枠で、締約国は両国政府の機能改善、能力強化、ベストプラクティスの交換、ガバナンス能力の向上を目的とした政策と革新プログラムを実施で協力する。
4. 共同協力委員会の設立に関する両国外務省間の覚書
覚書締結により、経済、貿易、教育、訓練、情報、文化、スポーツ、環境等のあらゆる分野における両国間の協力深化・発展のための外務省間の交渉メカニズムを形成する。
5.
モンゴル科学アカデミー国際研究所とアラブの政策中央委員会間の覚書
覚書締結により、eラーニングのベストプラクティスと標準の開発と実施、パイロット・プロジェクトと開発プロジェクトの実施、教育コンテンツの開発に協力し、高度な人工知能と最新テクノロジーを使用した教育へのアクセスを増やす。
6. Eラーニングへの取り組みにおける協力に関するモンゴル教育総局とアラブ・デジタルスクール間の覚書
覚書締結により、共同学術プログラムの一環、両機関の論文や出版された学術著作物を交換・翻訳し、教師、研究者、スタッフをセミナーや会議に招待し、見学機会が生じる。
7.
モンゴル公共ラジオ・テレビ局とアブダビ報道情報局間の覚書
同覚書の枠で、アブダビ教育省とアブダビ報道情報局は、モンゴルと首長国連邦のメディア分野間の情報、人材、技術の交換、協力強化のために両国民間の相互理解と友好関係を増進する。