オユンエルデネ首相: 蓄積基金は中流階級を拡大するための国家新制度になる

政治
l.mungunchimeg@montsame.gov.mn
2024-05-15 13:18:47

(ウランバートル市、2024年5月15日、国営モンツァメ通信社)5月9日、モンゴル銀行で国の富の基金の蓄積基金の開設式が行われた。 


開設式の際、モンゴルのロブサンナムスライ・オユンエルデネ首相が次のように演説を行った。 


モンゴル国民の皆さん、

本日、国の富の基金の蓄積基金が開設された。政府は今日まで、モンゴルの輸出の93%を占める鉱業の公開性と透明性を確保するために全力を尽くしてきた。政府の富改革に向けた闘いと取り組みに協力してくださった数多く国民に感謝している。


オユトルゴイ鉱山の23億米㌦の負債はゼロになり、国家資金を個人的に利用することを目的とした「エルデネス・タワントルゴイ」社の詐欺計画が明確され、同社が透明性を高め、製品を証券取引所で取引するようになってから


  • 国内総生産(GDP)は、2020年に37兆トゥグルグ、2023年には68.9兆トゥグルグであった。2023年、1人当たりのGDPは初めて5875米㌦に達した。

  • 外貨準備高は50億米㌦に達し、国際収支は初めて15億米㌦を超えた。

  • 経済成長率はCovid19の時期-4.6%であったが、現在は7%に上昇した。

  • 開発銀行の債券を自社資金で支払い、破綻の危機を脱した。


おそらく上記は、マクロ経済指標をプラスにするための多大なリスクを伴う闘い、数多く国民のたゆまぬ努力の結果で成立された信じられないほどの成功である。


国の富の基金は3種類の口座を有する


未来遺産基金とは、天然資源使用料の65%が将来の通貨の形で保存されるという意味である。つまり、ノルウェーの富の基金をモデルにする掛け算の輪である。未来遺産基金に収集されていない分は、地方地域の発展のため費やされ、特に鉱物資源部門の発展を支援する地元への投資にはもっと費やされる予想である。


開発基金は、モンゴルの予算を収益性の高い運営を促進するための基金である。国家予算が赤字なく黒字で運営されれば、その利益の50%は開発基金に収集され、残りの50%は予算の安定維持に使用される。予算に赤字がない限り、経済はより健全になり、投資環境は改善される。開発基金は、予算を均等に分割することなく、予算の利益を大規模な社会開発プロジェクトに費やす機会を与えてくれる。


本日開設する蓄積基金は、「エルデネス・モンゴル」が保有する戦略的各鉱床の配当金の34%を国民の蓄積基金に収集されるということである。


蓄積基金は、中流階級を拡大するための国家新制度である。国民一人一人が住宅を持ち、健康的で、教育を受けていれば、自分と家族、そして未来を変える基盤となる。こういう国民によって、国の繁栄の基礎が築かれる。蓄積基金は、国民と政府の新信託契約及び共同責任取引となる。協同で戦略的各鉱床を維持するプロジェクトの有益な運営を国民全員で支持し、監督するということである。


鉱物資源分野における次の大規模のプロジェクトと投資は国民全員に支援され、蓄積のあるモンゴルを創造することになる。