フレルスフ大統領とシースリット大統領は、公式会談を開催

政治
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2024-06-11 22:21:35

(ウランバートル市、2024年6月11日、国営モンツァメ通信社)6月11日、オフナー・フレルスフ大統領とトーンルン・シースリット・ラオス人民民主共和国大統領は、政府庁舎で公式会談を開催した。


フレルスフ大統領は、「モンゴルとラオスは、古代の歴史的なつながり、遺産・文化的伝統、そして友好関係を持つ国々である。ラオス大統領の17年ぶりのモンゴル国賓訪問は、伝統的な友好関係と協力の拡大に重要な後押しになると確信している」と述べた。


シースリット大統領は、「モンゴル訪問を招待し、あたたかく歓迎して下さったモンゴル政府と国民に心から感謝の意を表明する。両国の国民は、困難な時期にお互いを支持する良い伝統がある。世界、地域、国家を巻き込むあらゆる変化と改革の時代に、ラオス国民を支援し、独立と主権の擁護を一貫して支持してきたモンゴル国民に感謝の意を表す」と述べた。


双方は、ラオス大統領のモンゴル国賓訪問が、モンゴルとラオスの「相互支持と互恵協力の原則」に基づき、両国関係の新たな60年間における協力の展望と方向性を決定する上で重要であると同意した。


両国大統領は、2023年にフレルスフ大統領が行ったラオス国賓訪問の際になされた提案が実現されている事実を賞賛した。また、今回の訪問で昨年達成した成果をさらに強化し、両国関係の新たな歴史的1章を共に開くことに確信感を示した。内陸発展途上国の場合、この弱点を利点として利用し、両国関係に貿易・経済分野の事業を含め、政治、貿易、交通、農牧業、教育、文化、保健など各分野における協力強化のため尽力することを確認した。


両国大統領は、昨年、「動物病院および動物検疫に関する両政府間協定」を締結した。これに基づく「モンゴルからラオスへの冷凍羊肉、ヤギ肉、牛肉、馬肉の輸出に関する国際獣医師証明書」の発行が食料、農業、貿易、経済協力の拡大に真の貢献をすると同意した。


フレルスフ大統領は、両国間の直行便を開始し、航空路線を開くことが両国民の渡航、商品輸出入の増加、良好なビジネス環境の構築に特に重要であると強調した。両国間で締結された「モンゴル政府とラオス政府の間の航空輸送に関する協定」に基づき、旅客輸送と貨物輸送での協力を開始することが重要であると指摘した。


ラオス側は、フレルスフ大統領が発案した「10億本の植林」全国運動の一環としてウランバートル市に設立される「エコ・インターナショナル・パーク」に両国友好の象徴となるラオスの名を冠した広場を設置する可能性について模索し、協力する意向を表明した。これが、国民間の絆の強化に真の貢献をし、若者や将来世代の友情強化にも重要であると同意した。


両側は、地域および国際舞台で相互に支持し、積極的に協力してきたことを強調し、国連および他の国際機関の枠組みの中で協力を深めたい意向を確認した。


フレルスフ大統領は、ラオスが今年、東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国を務めることを祝し、成功を祈願した。また、ラオスがモンゴルのASEAN対話パートナーとなり、APECへの参加を望む意向を引き続き支持すると証明したことに感謝の意を表した。


ラオス側は、ラオス大統領官邸に敷くモンゴル産絨毯を引き渡したことに対し感謝の意を表明した。


両側は、会談の成果に基づき、両国の法的環境強化を目的とした文書に署名した。