「遊牧民」世界文化フェスティバル開催
自然環境
(ウランバートル市、2025年8月10日、国営モンツァメ通信社)8月22日〜24日にかけて、ナライハ区の「タイジ」ハイラン山麓で「遊牧民」世界文化フェスティバルが開かれる。
同フェスティバルは、ユネスコの「無形文化遺産の保護に関する2003年の条約」やモンゴルの文化遺産保護法、閣議決定に基づき毎年実施される。今年は地域発展の理念を反映し、遊牧民の集落(オトグ)を模した形式で展開されるのが特徴である。
期間中、無形文化遺産に関する780のプログラムや活動、10種の伝統スポーツ競技が行われる。来場者は実演や体験を通じ、モンゴルの豊かな文化に触れ、技術や知識を学ぶことができる。
第4回を迎える今回は、各県・首都のオトグ展示のほか、「文化遺産の駅」、「遊牧民の世界:過去と未来」国際学術会議、観光グルメストリート、中小企業の展示販売会など多彩な催しを予定である。無形文化遺産の存続能力を評価する調査も並行して行われ、継承者からの聞き取りや分析が進められる。
また、注目は「騎射(馬上弓術)」の第17回世界選手権大会である。30カ国以上から120人以上のトップ射手に加え、モンゴル代表の15選手、国際ランクの審判員、さらにユネスコや世界騎射連盟の幹部が参加する。