フビライ・ハーン艦隊の船を新規展示
カルチャー
(ウランバートル市、2025年8月5日、国営モンツァメ通信社)チンギス・ハーン国立博物館が「世界とモンゴル人:モンゴルの誇り」ホールの展示をリニューアルした。
同ホールで、モンゴルが誇る仏教遺宝の数々が紹介されており、「グリーン・ターラ像」や「赤のマハーカーラマスク」、ウンドゥル・ゲゲーン(「徳の高い活仏」の意)・ザナバザルによる貴重な作品などが含まれている。新たに展示に加わったのは、フビライ・ハーンの海軍に関連し、日本の対馬、壱岐、高島周辺の海域から引き揚げられた遺物である。
展示には、世界記録を樹立したモンゴル人たちの愛用品も含まれている。例えば、大相撲において史上最多の全勝優勝回数を記録し、ギネス世界記録を保持する元横綱・白鵬翔(ムンフバト・ダワージャルガル)のしめ縄が展示されている。
また、モンゴル遊牧民の貢献、モンゴルの軍事芸術、元朝フビライ・ハーンの海軍、そして、パクス・モンゴリカ、世界的に認められているモンゴルの遺産、オルホン渓谷における遊牧民の歴史、そしてチンギス・ハーンの勅令により1220年に建設されたモンゴル帝国の首都カラコルムの建史を学ぶことができる。さらに、世界の仏教および文字文化の発展に対するモンゴルの貢献、ウンドゥル・ゲゲーン・ザナバザルの生涯と作品、国際的にも高く評価されるモンゴルの豊かな文化遺産を間近に感じることができる内容となっている。