モンゴル・トルコ外交関係樹立55周年の成果について議論

政治
l.mungunchimeg@montsame.gov.mn
2024-06-24 12:21:20

(ウランバートル市、2024年6月24日、国営モンツァメ通信社)1969年6月24日、モンゴル国とトルコ共和国が外交関係を樹立した。2024年6月20日、外交関係樹立55周年記念学術会議が「モンゴル・トルコの現代関係と今後の動向」テーマに外務省で開催された。



外務省、国際学研究所、トルコ大使館、トルコ卒業者協力会、トルコのイズミール・カティプ・チェレビ大学等が共催した同会議で、両国の政治、経済、社会の過去55年間の関係の成果や教育、歴史文化について話し合った。


会議の開会に、ニャムドルジ・アンハバヤル外務省・国務長官が出席し、同会議は、両国間の現代関係、協力、社会、経済の多くの重要な分野で拡大されていると言述し、協力関係レベルを格上げする、ハイレベル訪問を近い内に実施したい意向を表明した。


1990年以来、両国間の政治関係は積極的に改善しており、両側からハイレベル国賓訪問を行ってきたとザフェル・アテシュ駐モンゴル・トルコ共和国特命全権大使が指摘した。



1995年、トルコ大統領が初めてモンゴルに訪問されたが、1998年には、モンゴルのN.バガバンディ大統領がトルコを訪問していた。更に、両国は総合的なパートナーシップ関係を築いている。その結果、あらゆる分野でコミュニケーションと協力が強化されてきた。


2013年、モンゴルとトルコの両国の貿易額を1億ドルに達成させる目標を設置していたが、2022年に実現し、1億1000万ドルに達した。


2000年以来、両国の議会間関係は加速化されており、モンゴル国会とトルコ大国民会議の首脳が相互訪問するようになった。


1992年以来、教育分野でモンゴルの学生がトルコ政府からの奨学金でトルコ留学するようになった。当時留学生人数は30名程度であったが、2005年のトルコ首相訪問を機に留学生人数は50名に増加した。現在は、同人数を100名に増加させるべく取り組んでいる。従い、約60~70人のモンゴル人がトルコ政府からの奨学金を受けて、トルコで留学可能となった。



2012年以来、ターキッシュ・エアラインズ・トルコ国営航空会社はウランバートル~イスタンブール間の直行便を開始して以来、両国間の経済・ビジネス協力はより活発化し、観光と国民間の関係は改善され、インフラ関係を大幅に促進したとモンゴルにおけるターキッシュ・エアラインズ社のB.サルナイ・マーケティング担当が言及した。


2014年、両国国民が30日の期間ではビザなしに相互旅行が可能となった。その結果、両国間の訪問者数が増加され、観光分野がより発展されたと、科学アカデミーのH.セレンゲ国際学研究所・主任研究員が述べた。


双方のあらゆる分野における関係と協力を総括し結論するには、モンゴルとトルコが総合的パートナーシップを更に格上げし、戦略的パートナーシップを締結する可能性が十分にあることを表明した。