アルタイ・タワン・ボグド山の天主教儀式が開催

政治
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2024-07-23 17:04:28

(ウランバートル市、2024年7月23日、国営モンツァメ通信社)7月22日、国家指定山であるアルタイ・タワン・ボグド山の天主教儀式が開催された。


オフナー・フレルスフ大統領は国家の象徴とし、儀仗兵4人に守られ、特別に用意された場所に到着した。儀仗兵らはモンゴル国旗、全軍黒旗、バヤンウルギー県旗、チンギス・ハーンの肖像画、国家七宝を飾った。


フレルスフ大統領は演説を行い、「山の天主教儀式は、歴史、文化遺産、国の伝統が染み込んだ崇高な儀式であり、自然と適切に関わり、その本来の外観を維持するために特に重要である。この文化遺産は、2017年にユネスコの緊急保護が必要な世界無形文化遺産リストに登録された。自然遺産と文化遺産の記念場所であるアルタイ・タワン・ボグド山をユネスコの世界遺産に登録する作業が本格化している。従い、モンゴル・アルタイ山脈が自然遺産および文化遺産の重要な記念場所であることを世界的に認められ、環境を愛し保護するモンゴルの伝統を子孫に伝え、観光を促進し、地方発展を支持することに貴重な貢献となると確信している。雄大なアルタイ・タワン・ボグド山に居住し、美しい故郷を尊重するバヤンウルギー県民がアルタイ・タワン・ボグド山の恩恵を受け、団結を強め、仕事で成功を収め、世代から世代へと進歩することをお祈り申し上げる」と述べた。


大統領演説の後、叙事詩の語り手が『アルタイン・マグタール(アルタイへの賛美)』を歌った。その後、D.ボムオチル国会議員は、アルタイ・タワン・ボグド山の天に向けた依頼を読み上げ、絹に書かれたその原本を県立博物館に保管するため手渡した。僧侶たちは、『ボマン・ツァガーン・ソダル』、『アルタイ・タワン・ボグド山』、『デブジド・セルジム』、『ジャンラブ・ツォグゾル』という経典を読みあげた。


フレルスフ大統領は、天への矢をМ.バトゲレル・バヤンウルギー県ボヤント郡郡民兼射手に手渡し、同県のツェンゲル郡の遊牧民であるCh.ヘンズフー氏の馬群から選出された馬を「天の馬」として印をつけた。


モンゴル国旗、全軍黒旗、バヤンウルギー県旗、チンギス・ハーンの肖像画、国家七宝の返還によりアルタイ・タワン・ボグド山の天主教儀式が終了した。


モンゴルの最高峰はアルタイ・タワン・ボグド山のフイテン山である。フイテン山の標高は4374㍍である。アルタイ・タワン・ボグド山は、フイテン山、ナラン山、ナイラムダル山、マルチン山、ブルゲド山という5つの山頂がある。