Ulaanbaatar
冬季オリンピックを主催する国と都市が明確
社会
（パリ―市、2024年7月25日、/VOA/）7月24日（水）、国際オリンピック委員会（IOC）の第142回総会で、2030年と2034年の冬季オリンピックを開催する各都市が明確になり、発表された。2034年の冬季オリンピック・パラリンピックを主催する都市としてアメリカ合衆国のユタ州のソルトレイクシティ州都が呼ばれた。
投票に参加したIOCの委員95人のうち、83人が州都の申請を支持、6人が否決、6人が棄権した。ソルトレイクシティ冬季オリンピックは、2034年2月10日〜26日にかけて開催される。同州都は2002年の冬季オリンピックを主催した経験がある。
上記に関連して、エリン・メンデンホール・ソルトレイクシティ市長は、自身のソーシャルメディアページに「オリンピック大会は私たちの将来と完全に適合している」と記した。IOCの定例総会の際、同州都の宣伝プレゼンテーションでは、大会に参加する全選手の家族向けに特別のオリンピック村を設置することに言及した。
ところが、2030年冬季オリンピックの主催国としてフランスが選出され、オリンピックとパラリンピック大会はフランスのアルプス山脈で開催される。フランスには委員84人が賛成票を投じ、委員4人が反対票を投じた。従い、フランス側は近いうち、IOCに財政的保証を提出する必要がある。具体的に、フランス側は10月1日までに首相の署名入りの保証書を発行し、2025年3月1日までに国会の承認を獲得するべきである。同国に国会選挙が行われ、執行機関である政府が義務を果たしているため、財政的保証を予定通りに提供できなかった。
ちなみに、先日（火）のIOC総会ではオリンピックのサイバースポーツ大会を主催する決定を下し、第1回大会はサウジアラビア王国で開催される。
7月23日〜24日、パリ―で開催されたIOC定例総会では上記の各決定が出された。
