モンゴル米国貿易3億1740万米㌦、直接投資6億8000万米㌦に到達
政治(ウランバートル市、2024年8月7日、国営モンツァメ通信社)先週、モンゴルで行われた主要な政治的・社会的・経済的出来事の一つは、アントニー・ブリンケン米国国務長官のモンゴル公式訪問であった。
政治的に同訪問は両国間のパートナーシップを強化する推進力となり、戦略的な第三隣国政策を強調した。経済面では、今回の訪問中に両国間の協力ロードマップとなる文書が承認された。また、年内にウランバートル市でエネルギー対話を開催することが決定された。
経済協力のロードマップとなる文書の承認を受け、両側はモンゴルにおけるサプライ・チェーンと経済的依存を緩和し、新たな雇用を創出するために協力する。
同訪問中、多くの米国企業がモンゴルへの投資に関心を示し、投資の用意があると報じた。
ブリンケン国務長官は、「経済の安定と安全の強化は、両国間の経済関係の優先事項であるだけでなく、戦略的な第三隣国の主要な柱でもある。我々は、クリーン・エネルギー、必須ミネラル、食糧安全保障、デジタル経済などの互恵的分野における既存の協力を継続する。米国は今後も再生可能エネルギーとグリーン・テクノロジーへの投資に注力していく」と述べた。また、「米国の投資は民間企業を通じて行われるため、モンゴルは汚職がなく、良好な投資環境と法的規制が必要である」と報じた。
米国は投資拡大によるモンゴルの経済回復力への支持を表明した。
2023年の最終実績データによると、米国からモンゴルへの直接投資は6億8000万米㌦であった。モンゴルと米国の貿易と経済関係は以下の通りである。
貿易総額は3億1740万米㌦
輸出額は3660万米㌦
輸入額は2億8080万米㌦
2021年の両国間の貿易額は2億4400万米㌦であり、うち、モンゴルの輸入は2億1300万米㌦、輸出は3100万米㌦であった。
モンゴルの米国への主な輸出品に、セーター、プルオーバー、ベストおよび他の縫製品、食品、タングステン鉱石・精鉱が含まれる。主な輸入品は、エレベーター、ローダー、アンローダーなどの機械部品、食品、石油製品、化学品などである。
近年、航空機、鉄道機関車、鉱山機械、通信機器などを輸出している。従って、米国企業は鉄道や航空輸送などモンゴルの重要なインフラ分野で活躍していることがわかる。