平和維持活動強化に関する討論が開催
政治(ウランバートル市、2024年9月17日、国営モンツァメ通信社)9月9日、国連安全保障理事会は「国連の平和維持活動の強化:未来へのビジョン』をテーマにオープン・ディスカッションを開催した。
同ディスカッションの際、ニャムドルジ・アンフバヤル国連モンゴル常駐代表は、モンゴルの立場を明確に述べた。同氏は、過去20年間以上にわたり、国連の平和維持活動にモンゴルから2万人の兵士が参加し、その中に1500人の女性平和維持要員も含まれていたと強調した。また、平和維持要員とその家族を支援するプロジェクトを立ち上げる計画について紹介した。更に、モンゴルは、国連の第1325号決議や国連事務総長の平和維持活動に関する構想を全面的に支持し、平和維持活動における女性の参加を増加させるために取り組んでいると述べた。平和維持活動の成功裏な遂行に平和維持活動の明確化、現実に即した調整、平和維持要員の安全配慮、必要な資金提供、訓練と技術の提供が重要であると指摘した。
同オープン・ディスカッションは、9月に国連安全保障理事会の議長国を務めているスロベニアの発案により開催され、スロベニアの国連常駐代表であるサミュエル・ズボガー氏が司会者を務めた。
同ディスカッションでジャン=ピエール・ラクロワ国連平和活動担当事務次長、コンフォート・エロ国際危機グループ(ICG)会長、ゼイド・ラアド・アル・フセイン国際平和研究所(IPI)所長が報告を行い、70ヶ国以上の加盟国代表者らが演説を行った。