潘基文に「チンギスハーン」勲章授与
政治(ウランバートル市、2024年11月2日、国営モンツァメ通信社)オフナー・フレルスフ大統領が第8代国連事務総長の潘基文(パン・ギムン)に国家最高賞「チンギスハーン」勲章を授与した。
フレルスフ大統領は、パン・ギムン総長が人類の発展、そして世界の平和と安全を強化し、モンゴルを国際的に広め、国の外交関係や協力を発展させ、社会、経済、精神の成長に貢献した重要な役割を評価し、国内外の公務員や国民に「チンギス・ハーン」第一級勲章を授与することを強調した。
さらに、「持続可能な開発目標やパリ協定を採択する際、国々を導き、合意に達するために尽力し、世界の平和、人権、自由、公正、平等のために粘り強く活動し、環境保護やグリーン成長政策を推進し、モンゴルと国連の協力を拡大するために貢献したことを高く評価し、パン・ギムン国連第8代事務総長に『チンギス・ハーン』第一級勲章を授与し、名誉を称える」と述べた。
潘基文の貢献
バン・ギムンは、2006年に盧武鉉韓国大統領のモンゴルを公式訪問を実施した。その訪問の結果、1999年に宣言されたモンゴルと韓国の「相互協力の原則」に基づく関係が「良き隣国、友好、協力のパートナーシップ」として発展することが合意された。
2009年7月26日〜28日にバン・ギムンが国連事務総長として在任中の際、モンゴル初公式訪問を行った。その訪問はモンゴルと国連の協力を新たな段階に引き上げ、国連がモンゴルの独立、安全、発展の保証であることを国際社会に示し、政治、経済、人道支援の分野での関係強化に貢献した。
「気候変動への適応」に関する講演を行い、気候変動の悪影響を軽減し、新たな状況への適応に向けて国連との協力を強化する重要なきっかけとなった。
国連の平和維持活動に貢献しているモンゴルのブルーヘルメット部隊を訪問し、国連はその任務を誠実にかつ規律正しく遂行していることを支持する旨を示した。
ウランバートルにある「内陸発展途上国の国際研究センター」を開設し、モンゴルが内陸国が直面する課題に対して国際社会で主導的な役割を果たす基盤を整えた。
モンゴルが国連に加盟してから50周年を祝うメッセージでは、「モンゴルは常に国連の積極的なメンバーであり、140以上の国際条約や協定に参加し、気候変動や砂漠化に対して積極的に取り組んでいる」と述べた。
バン・ギムンが設立した非営利団体は、気候変動や砂漠化、再生可能エネルギーに関するプロジェクトをモンゴルで実施するための資金を提供し、協力している。例えば、「グリーン開発基金」は4億7000万米㌦の優遇融資と無償援助を提供し、「グローバル・グリーン成長」機関は1億米㌦以上の助成金を通じてプログラムを実施している。
ウランバートルで「アルタイを超える持続可能性の対話」を開催し、持続可能な開発目標達成のためのモンゴルの努力を積極的に支援してきた。
国連事務総長として三つの主要な改革
平和と安全保障
持続可能な開発
人権と女性の権利