国連気候変動枠組条約第29回締約国会議が開幕
政治(ウランバートル市、2024年11月12日、国営モンツァメ通信社)国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)が、「緑の地球を守るための団結」をスローガンに、11月11日、アゼルバイジャンのバクーで開幕した。この会議は、気候変動への対応や環境保護、持続可能な発展を目指す国際的な協力を強化するための重要な機会となる。会議では、温室効果ガスの排出削減、再生可能エネルギーの利用促進、気候変動への適応策などが議論される予定である。
アゼルバイジャンはCOP29の議長国として、「希望と目標、そして野心の強化」と「行動の促進」という2つの基本方針を掲げ、2025年までに気候変動への適応に関する資金を少なくとも2倍に増加させるための顕著な進展を、先進国に求めている。また、温室効果ガスの排出削減、気候変動への適応、緩和、レジリエンスの強化、持続可能で優れた実践の推進、低炭素経済への移行に向けた政策やイニシアティブの実施に重要な優先事項を置いて取り組むことが強調されている。
COP29会議は、気候、環境、土地、都市の間の連携を強化することに重点を置いている。会議の前に開催される第12回世界都市会議では、気候変動への対策において重要な役割を果たす地方自治体のリーダーシップ、損失と損害の解決に向けた貢献、そして支援の提供について議論される予定である。この会議では、地方レベルでの気候変動対応がどのように進められるべきか、また、都市が気候変動への適応と緩和の取り組みで果たすべき役割に関する重要な課題が取り上げられる。
また、財政、貿易、投資、エネルギー、平和の回復、科学技術、革新、人間の発展、子供と若者、健康、教育、食料、農業、水、都市化、交通、観光、生物多様性、国民の参加、ジェンダー平等などは、気候変動への対応において多方面での協力を促進し、持続可能な未来の実現に向けた取り組みを強化することを目的としている。