「チンギス・ハーン」国際空港の拡張に低利融資を提供

政治
montsushin@montsame.gov.mn
2025-01-10 22:40:55

(ウランバートル市、2025年1月10日、国営モンツァメ通信社)ロブサンナムスライ・オユンエルデネ首相は本日、井川原賢在モンゴル日本国特命全権大使と会談を行った。


会談の冒頭、オユンエルデネ首相は、民主主義の共通の価値観を有するモンゴルと日本の「人間中心」の協力関係、「平和と繁栄のための特別な戦略的パートナーシップ」がハイレベルで深化・発展していることを強調した。首相は、モンゴル政府が実施している政策や措置について簡潔に紹介した。また、モンゴルの重要な「第三隣国」である日本との互恵的な協力関係の拡大・発展がモンゴル政府にとって重要な意義を持っていると指摘し、両国のハイレベル相互訪問や対話を一層活性化させるために努めていると述べた。


オユンエルデネ首相は、フシギーン・フンディーで建設予定の新衛星都市プロジェクト、ウランバートル市の大気汚染減少、交通渋滞緩和、インフラ改善において協力したい旨を表した。また、多国間協力の枠で、日本やオーストラリアが実施している褐炭から水素を抽出するプロジェクトにも協力する意向を示した。モンゴル政府は、人工知能、高度技術、グリーン開発、人的資源の移行を加速しており、日本政府に協力を呼びかけた。


井川原大使は、「日本国とモンゴル国との間の平和と繁栄のための特別な戦略的パートナーシップ」を今後も更に強化させ、特に経済、インフラ、防衛の各分野における関係を新たな事業実施により充実させる意向を表明した。また、「日本国とモンゴル国との間の平和と繁栄のための特別な戦略的パートナーシップ」の枠で「防衛の技術、装備、技術の移転に関する政府間協定」が国会で承認されたことに感謝の意を表した。


井川原大使は、「日本政府はモンゴルに提供する政府開発援助(ODA)の枠で、円借款を再開することを決定した」と述べた。同円借款は、モンゴルが国際通貨基金(IMF)のプログラムに参加した2017年から停止された。双方は、この円借款を最優先でモンゴルと日本が共同実施した「チンギス・ハーン」国際空港の拡張と能力増強に充てることに合意した。


井川原大使は、「日本政府はモンゴルに提供する政府開発援助(ODA)の枠で、円借款を再開することを決定した」と述べた。同円借款は、モンゴルが国際通貨基金(IMF)のプログラムに参加した2017年から停止された。双方は、この円借款を最優先でモンゴルと日本が共同実施した「チンギス・ハーン」国際空港の拡張と能力増強に充てることに合意した。