欧州復興開発銀行と再生可能エネルギーで協力
政治
(ウランバートル市、2025年1月26日、国営モンツァメ通信社)モンゴル政府と欧州復興開発銀行(EBRD)は、モンゴルの再生可能エネルギー開発と気候目標の達成に向けて協力覚書を締結した。
覚書にトグミド・ドルジハンド副首相と欧州復興開発銀行副総裁ユルゲン・リヒタリンク氏が署名した。
モンゴル政府は、エネルギー分野の改革政策を積極的に実施しており、エネルギー産業を持続可能で競争力があり、そして世界の気候目標に合致した分野へと発展させることを目指している。この枠でエネルギー分野の透明性を確保し、市場の自由化を進め、再生可能エネルギー開発を促進するための多岐にわたる取り組みが行われている。
ドルジハンド副首相は、「欧州復興開発銀行との同覚書は、モンゴル政府の政策と密接に連携している」と強調した。
双方は同覚書の枠で協力の具体的な方向性を以下のように明確にした。
モンゴル政府はエネルギー省が実施している太陽光発電、風力発電、そして全種類のエネルギー蓄積プロジェクトへの欧州復興開発銀行の支援の可能性を検討する。同銀行は再生可能エネルギー開発に必要な技術的基盤を整備する一環、モンゴルでの小中型水力発電所の実現可能性調査と環境影響評価を技術支援により実施する可能性を検討する。出力300MWの太陽光発電所を送電線とともに建設し、2028年までに稼働開始するための支援を検討する。