バトツェツェグ外相が広島県を訪問
政治
ウランバートル市、2025年3月3日、国営モンツァメ通信社)2月28日~3月5日まで、バトムンフ・バトツェツェグ外相は、岩屋毅日本国外相の招請により、公式訪問を行なっている。訪問の一環として、3月1日に広島県を訪れた。
B.バトツェツェグ外相は、湯崎英彦・広島県知事と公式会談を行い、平和の象徴であり、豊かな文化・伝統を誇る広島県を訪問したことに感謝の意を表した。
B.バトツェツェグ外相は、モンゴル政府の地域開発の促進に対する取り組みを強調し、日本国の歴史的、文化的、経済的重要な地域である広島県と観光業、農業、食品生産など多岐にわたる分野での協力拡大に意欲を示した。双方は、地域間の直接的協力の拡大と互恵的な民間のパートナーシップの強化の重要について意見を一致させ、協力を促進するための機会拡大に合意した。
同日、B.バトツェツェグ外相は広島大学を訪問し、越智 光夫学長、チメド・オチル・オドゲレル准教授(大学院医系科学研究科)および広島大学のモンゴル人学生代表と会談した。B.バトツェツェグ外相は、ウランバートル市に「広島大学モンゴル研究センター」を設立し、モンゴル国の高等教育機関の教員、研究者との積極的な協力を高く評価した。また、全ての国民に質の高い教育の機会を受ける均等な機会保障する目的で「大統領メッセージ2100」奨学金プログラムを実施していることを述べ、同プログラムの一環としてモンゴル人学生、その中で特に、地方出身の学習者の教育機会を増やし、産業分野で優秀な人材育成に関する意見を交換した。
B.バトツェツェグ外相はモンゴル人学生に対して、両国の友好関係の架け橋となり、母国の発展に貢献するよう暖かい言葉かけた。
また、B.バトツェツェグ外相は広島大学水素プロジェクト研究センターを視察し、再生可能エネルギーの効率的で環境に優しい技術、特に水素エネルギーの技術開発に関する研究の進展を確認した。そして、将来的にモンゴルでの技術導入の可能性についても会談した。