「女性・平和・安全保障:モンゴルにおけるフェミニスト外交政策」講演
政治
(ウランバートル市、2025年3月6日、国営モンツァメ通信社)バトムンフ・バトツェツェグ外相の日本公式訪問の一環として、東京で「女性、平和、安全保障:モンゴルにおけるフェミニスト外交政策」をテーマにしたシンポジウムが開催された。
バトツェツェグ外相はシンポジウムの基調講演を行い、国連安全保障理事会が「女性、平和、安全保障」に関する決議を採択してから25年が経過し、一定の進展があったものの、依然として多くの課題が残っていることを強調した。同氏は、世界中で女性と少女の権利保護と平等確立のために、社会、政治、国際関係の分野で女性の積極的な参加を促進する必要があると述べ、その実現のために、今こそ考え方を変える時期であると指摘した。そして、「私たちの地球が壮麗な建築物であるとすれば、女性は、平和と平穏、そして未来のための知恵を注ぎ込む建築家に例えられる」と強調した。
歴史的な困難な時期に国民を導き、国家の存続を守るだけでなく、発展と繁栄をもたらしたモンゴルと日本の賢明な王妃たちの行動が、今なお模範となっていると強調したことが出席者の関心を引いた。また、モンゴルがフェミニスト外交政策を支持し、女性のリーダーシップや平和、安全保障に貢献していることを、具体的な例を挙げて説明した。