セレンゲ県:植林活動が国際的な事例

社会
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2025-03-25 15:51:24

(ウランバートル市、2025年3月25日、国営モンツァメ通信社)セレンゲ県は、レッドリスト(Red List)に記載された希少なシベリアカラマツの植林、トジーン・ナルス(アカマツ)の再生、希少樹木および絶滅危機にある樹木の植林などが国際的に良好な事例となった。


モンゴル科学アカデミーの学者たちが現地を訪れ、植林を確認し、評価した。


G.ツェンゲルザヤ・セレンゲ県自然環境・観光庁森林部長は「このように良く生育する理由は、ボガンタ地域で種を採取し、植えたことである。5種類のマツ科はセレンゲ県でしか育たない」と指摘した。また、「そのため、私たちは全ての種類を植える必要がある。昨年は、希少な樹木や絶滅危惧種の樹木の生育地を区切り、種を採取する作業を行った。この際、種を採取する特定の面積を区切り、その中からエリートの樹木を選抜し、種を採取した。その採取した種は、樹木生育場に植え、生育した樹木は山に戻して再植林した」と述べた。


シベリアカラマツは非常に美しい針葉樹である。セレンゲ県のユルー郡とボガンタ郡のタイガで豊富に生育している。シベリアカラマツは空気を清浄するため、外国ではそのような場所に療養施設が建てられる。


その意味で、セレンゲ県は希少な樹木の植林を始めた唯一の県となっている。