オユンダリ大使:モンゴルの自然は、ポーランドのみならず、欧州連合諸国も引き寄せられる

政治
montsushin@montsame.gov.mn
2025-04-15 10:43:56

― モンゴル・ポーランド外交関係樹立75周年記念日を迎えて ―


(ウランバートル市、2025年4月15日、国営モンツァメ通信社)オフナー・フレルスフ大統領は、2025年3月13日~14日にかけて、アンジェイ・ドゥダ・ポーランド共和国大統領の招請により、同国を国賓訪問した。同訪問の成果および両国の伝統的な友好関係について、ナワーンユンデン・オユンダリ在ポーランド・モンゴル国特命全権大使に話を伺った。


ーーモンゴル国大統領が12年ぶりに開催した今回の訪問の成果について、どのような点を強調しますか。


今回の訪問における最も重要な成果は、伝統的な友好関係が包括的パートナーシップに格上げされたことである。わずか数日間の訪問であったが、非常に多くの成果が得られた。合計13件の協定に署名した。


今回の訪問では、今後、包括的パートナーシップ関係を発展させる方法、経済交流の拡大、政治関係の更なる強化、国際舞台での協力など数多くの課題について意見交換が行われたことが、同訪問の大きな成果である。


ーーポーランドは、モンゴルへの輸出量において欧州連合(EU)諸国の中で首位を占めている。今回の訪問に合わせて開催された二国間ビジネス・フォーラムの成果を紹介してください。


モンゴル側から約100名のビジネスマンが出席した。 モンゴルが社会主義から市場経済に移行し始めた頃、非常に多くのモンゴル人ビジネスマンがポーランドからビジネスをスタートさせたという興味深い歴史がある。現在、モンゴルとポーランドの貿易総額は1億400万米㌦に達している。この貿易額を3~4倍、可能であれば5倍に拡大するよう、全力で取り組む意向である。もちろん、伝統的な考古学、古生物学、鉱業といった分野においても、多数の事業を実施する予定である。特に、銅の加工、製錬、精鉱において、数多くの事業を計画している。


また、農業分野でも多くの進展が見られると確信している。訪問団に、7人の大臣と10人の国会議員が参加した。7人の大臣のうち、4~5人が二国間会談を行った。例えば、農業大臣が会談を開催した。今後、ポーランドの技術、ノウハウ、知識、研究成果の導入により、モンゴルの農業分野でかなりの進展が見られると確信している。


現在、約190名のモンゴル人がポーランドに留学している。同国に滞在中の1000人以上のモンゴル人を通じて、二国の友好関係が更に強化されると確信している。ポーランドに1000人以上のモンゴル人が留学した。その人々もモンゴルとポーランドの架け橋になると確信している。