モンゴル・韓国スタートアップが経験共有
社会
(ウランバートル市、2025年4月9日、国営モンツァメ通信社)経済開発省と在モンゴル韓国大使館は、「モンゴル・韓国スタートアップ起業家フォーラム」を共催した。
モンゴル政府は鉱業以外の輸出を支援するために多くの取り組みを行っている。具体的には、ビジネス環境の改善、民間企業の支援、外国からの投資誘致などの活動が行われている。今回のフォーラムでは、両国のスタートアップ企業家がどのように成功するかについて経験を交換し、イノベーションに基づいたスタートアップ企業への投資、資金調達、輸出の拡大に関する政策や投資の機会について詳細な情報を得た。
I.バトフー経済開発省・国務長官は、「韓国は経済成長の素晴らしさを示す大企業が多く、発展した国である。同フォーラムには、競争の激しい市場で新しいビジネスモデルを提案し、富を創出した約20人の若いビジネスマンが参加している。彼らは、自らのビジネスを国内外で成功裏に展開している。モンゴルの若者たちが彼らから経験を学び、競争力を高めることを期待している。スタートアップビジネスはリスクの大きいビジネスモデルである。そのため、さまざまな政策や支援が必要である。同省は、投資やビジネス環境の改善、特にスタートアップビジネスやイノベーションを支援する制度に特別な焦点を当てている」と述べた。
韓国はスタートアップ企業を政府の政策で支援している。例えば、各地域にはこの種のビジネスを育成するインキュベーターセンターが設置されている。また、新たにビジネスを始める企業家には、失敗のリスクを許容し、税制や財政的な支援が提供されている。韓国側からは、教育、医療、文化芸術、食品、ファッション、建設、軽工業などの分野で活動している企業が参加している。
カン・ナム・ク・インストーリー(Ingstory)社の創業者は「弊社は教育分野に主に取り組んでいる。学生に授業を復習できる機会を提供するカフェを開設する予定である。韓国には同様のカフェが700軒以上ある。韓国では新しいアイデアを出した人々にさまざまな助成金が支給される。例えば、収入に応じた税金の軽減、安価なオフィスの提供、また、同フォーラムでの経費や賃料、更に飛行機代なども政府が補助している。モンゴルについては、具体的にどのような支援が必要かはよくわからないが、同フォーラムを通じて必要な情報を得たい」と述べた。
フォーラムでは、モンゴルの経済状況や「2024年~2028年に実施される14のメガプロジェクト」、更に「モンゴル・韓国間で締結される経済パートナーシップ協定」などについて情報が提供された。