ウランノール湖の生態系回復に関するプロジェクトが始動

政治
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2025-05-06 15:53:36

(ウランバートル市、2025年5月6日、国営モンツァメ通信社)本日、政府庁舎で、2024~2028年政府行動計画に盛り込まれた14件のメガプロジェクトの一環、「ツァガーンボルガスタイ・オンギ水系複合施設」を建設し、ウランノール湖の生態系を回復するプロジェクトの開幕式が行われた。


R.セドドルジ国会経済常任委員会委員長は「モンゴルは、ツァガーンボルガスタイ・オンギ川およびウランノール湖の水量増加により、砂漠化、土地劣化、気候変動に対処する政策レベルのメガプロジェクトを正式に始動させた。同プロジェクトの実施により、5県の3万人の住民と23万頭の家畜、農地が水で潤い、効率的な農業と観光の発展を促すグリーン・インフラが整備される」と指摘した。


S.オドントヤ自然環境・気候変動大臣は「14件のメガプロジェクトは相互に補完し合い、連携した国家規模のクラスター型プロジェクト群である。この14件のメガプロジェクトはいずれも水を使用する。5件のプロジェクトが、ゴビ砂漠で実施される。オンギ川の流量を上げ、ウランノール湖を回復させることは、モンゴルだけの課題ではない。同プロジェクトは、ラムサール条約に基づき、多種多様な渡り鳥の生息環境を保護することを目的としている」と強調した。


プロジェクトの一環、流量調整機能を備えた容量6500万立方㍍の貯水池が建設される。プロジェクト実施により、1000人が就業機会を得る他、130の常勤職が新たに創出されるという予測がある。