FEALAC:「ウランバートル宣言」採択
政治
(ウランバートル市、2025年8月26日、国営モンツァメ通信社)8月22日、アジア中南米協力フォーラム(FEALAC)第10回外相会合が外務省において開催された。 バトムンフ・バトツェツェグ外相は「モンゴルは2010年にこの多国間プロセスに加盟した。モンゴルの多角的な外交政策の強化および「第三の隣国」政策の枠組みにおける協力拡大に重要な意義を持つ。フォーラムに33ヵ国から120人以上の代表者が参加し、また国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)、ラテンアメリカ・カリブ経済社会委員会(ECLAC)、およびFEALAC電子事務局の代表者も出席した。第10回外相会合は、FEALAC設立25周年の節目にあたり、「25年の歩みとこれからの展望:東アジア・ラテンアメリカ協力のビジョン」をテーマに議論が行われた。その成果として、「ウランバートル宣言」が採択された。さらに、この機会にFEALAC第24回高級実務レベル会合、同フォーラム財団理事会、その他の作業部会による一連の会合も開催された」と言及した。 トンサワン・ポムヴィハーン・ラオス人民民主共和国外務大臣が「東アジアとラテンアメリカをつなぐ唯一の枠組みであるこのメカニズムを、今後さらに発展させていく必要がある。FEALACが設立されてから25年が経過した。地理的に離れているにもかかわらず、両地域の協力は着実に拡大してきた。我が国とモンゴルはいずれも内陸国であり、互いに、そして友好関係にある諸国と緊密に連携していくことで、両国間、さらには国民間の関係を一層深めることが可能になると考えている。しかし、政治関係と比較すると、貿易や投資など他の分野における協力は依然として限定的である。特に経済・投資分野での連携を強化するためには、さらに密接な協力が求められる。一方で、両国ともに海に面していないことから、物流面での課題が重要となっている。この課題を克服するためにも、友好国や地域の機関、組織との連携を強化していく方針を明確にした」と言及した。 モンゴルは、2025年から2027年にかけて、ドミニカ共和国と共に、FEALACの東アジア地域を代表し、共同議長国を務めることが決定した。FEALACは、東アジアとラテンアメリカの諸国間における協力、相互理解、経済対話を促進することを目的に1999年に設立された。両地域を結ぶ唯一の公式な対話メカニズムとして、政治・経済・社会など幅広い分野にわたる交流と連携を進めている。





