モンゴル・中国第5回エキスポ、フフホトで開幕

経済
b.enkhtuya@montsame.gov.mn
2025-08-27 12:34:41

(ウランバートル市、2025年8月27日、国営モンツァメ通信社)「モンゴル・中国第5回エキスポ」が内モンゴル自治区フフホト市で開幕した。モンゴルからは350社以上が参加し、羊毛・カシミヤ・皮革製品・化粧品・土産物・食品など、700種類以上の製品を出展している。国内メーカーは、展示会を通じて自社製品の特徴や優位性を紹介している。

モンゴル側は、輸出に向けて国際規格や基準を満たす製品づくり、競争力向上、伝統産業の文化や技術の展示、国内ブランドの国際展開、製品輸出の拡大、経験交流、投資支援なども推進している。

「モンゴル・中国エキスポ」は2年ごとに開催され、両国の政府・民間企業の代表者が相互に経験を交換し、新たな投資やビジネス機会を探るほか、イノベーションや先進技術の国内定着、文化・社会・技術分野での多角的交流、製品販売市場の拡大、共同工場や契約締結の機会も提供している。

T.ジャムバルツェレン農牧業・軽工業省国務長官は開会式で、「昨年は両国の外交関係樹立75周年、『包括的戦略的パートナーシップ』締結10周年を迎えた。友好関係を基盤に、両国関係を信頼性が高く幅広く、持続可能で互恵的な協力へと深化させる上で、『モンゴル・中国エキスポ』は重要なパートナーシップとなってきた。また、「モンゴルは2024年に163ヵ国と貿易を行っており、中国は依然として最大の貿易相手国である。両国間の貿易額は186億米㌦に到達し、首脳が掲げた200億米㌦の目標に迫っている。更に、初回のエキスポは2015年に開催され、両国の貿易・産業・文化協力を拡大する展示会・フォーラムとしてスタートした。次回は、エネルギー、デジタル経済、気候変動、「一帯一路」構想に基づく地域・国際協力の促進に焦点を当てる予定である。今回のエキスポは、貿易・展示会にとどまらず、農牧業分野の共同科学・技術・イノベーション・フォーラムや投資フォーラムとしても位置づけられている。グリーン開発、農牧業の持続可能性、食料安全保障、気候変動への対応に関する協力の推進や、互恵的でバランスの取れた発展も重視されている。モンゴル側は、畜産・農業・食品・軽工業および関連サービス産業の連携を強化し、供給から生産・流通までのネットワークをデジタル技術で統合する「畜産・生産・技術エコパーク」の建設を進めている。また、ブロックチェーンや人工知能など先端技術を活用し、農牧業分野における国際協力の新たなプラットフォーム構築に、今回のエキスポが重要な推進力になると期待されている」と述べた。

エキスポは8月29日までフフホト市で開催される。